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「遊び、要りませんかー」 長野の信大生が独自の活動

7月4日(金)

リヤカーに子どもたちを乗せて一緒に遊ぶ「わにわに」の半田裕さん(右)と土肥直也さん=長野市の若里公園

 長野市の信大生2人が、同市若里の若里公園で、子どもたちと遊ぶ活動を始めた。赤ペンキで大きく「あそびあります」と書かれた中古リヤカーに、「あそび屋わにわに」ののぼり旗を立て、竹とんぼや紙飛行機などの材料をたくさん積み込んで、夕方の公園に出没。大人たちのけげんな視線にも負けずに、親子連れらに「遊び、要りませんかー」と、声を掛けている。

 2人は、教育学部4年の土肥直也さん(23)=石川県出身=と、工学部3年の半田裕さん(23)=諏訪郡原村出身。3年ほど前に山梨県で開かれた環境教育のセミナーで出会い、ともに自然の中で遊ぶことが好きだったことなどから意気投合。「夏休みのキャンプもいいけれど、日ごろから子どもたちに屋外で遊ぶ楽しさを伝えよう」(土肥さん)と約束し合った。

 いったん海外留学していた半田さんが帰国した昨冬から準備を本格化。今年4月に若里公園で環境団体などが開いたイベント「アースデイ」に参加し、竹とんぼや竹笛作りなどに夢中になる子どもたちの姿に手応えを感じた。知人のつてでリヤカーも入手。原村の方言で「ふざけている」という意味の「わにわに」をグループ名にし、毎週月、火曜日を基本的な活動日として6月17日に始動した。

 24日の若里公園。2人は、角材、竹、紙などの材料や工具を積み込んだリヤカーを引いて現れ、まず親子連れに紹介状を配りながら「あそび屋わにわにです」とアピール。けげんな目つきの大人たちをよそに、遊具で遊んでいた園児や携帯ゲーム機に熱中していた児童たちが興味津々で駆け寄ってきた。

 2人が、紙飛行機を作って飛ばしてみせたり、ストローや竹を笛に細工して吹いたりすると、「どうすればいいの」と子どもたちから声が上がる。「リヤカーに乗せてよ」とはしゃぐ子どもも。「どんちゃん」「はろはろ」と、2人をあだ名で呼ぶ子どもたちの声が響いた。

 「遊び終わった子どもだけでなく、見守っていたお母さんからも『ありがとう』と言われた時がうれしい」と土肥さん。ただ、公園の利用規則に触れないように特定の場所を占有しないでリヤカーで移動する奇抜なスタイルや、“いかつい”男2人組ということもあって、母親たちの理解を得るには時間がかかりそうだと実感している。

 「遊びを通じて、子どもたちが『僕ってこんなこともできるんだ』と感じてくれれば。そんな活動を重ねて信頼を得ていきたい」と半田さん。2人は仲間を募集中だ。問い合わせは土肥さん(電話090・1317・6815)へ。

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